家庭裁判所の調査官を長年務めた臨床心理士の山崎一馬さん(71)が、夫婦問題専門のカウンセリングルームを福岡市早良区に開いている。家裁の調査官として接した夫婦には「関係を少し修正すれば別れずに済んだのに」と感じた例もある。カウンセリングを通じて伝授している夫婦の危機を回避する工夫とは――。
「好き同士が結婚するのだから結婚生活はうまくいく、というのは幻想」。山崎さんはずばりと指摘する。愛情は移ろいやすく、それに頼る夫婦関係はもろい。「夫婦は『近い他人』だと考えたほうがよい。他人同士が円満な関係を保つには工夫が必要」と説く。
工夫の一つが相手に対する禁句…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル